買う前に知りたい!警棒のはじめてガイド
警棒と聞くと、警察官や警備員など、限られた職業の人が持つ道具というイメージを持つ方が多いかもしれません。日常生活の中で一般の方が手にするものという印象はあまり強くなく、特別な物ように感じられる方も多くいます。
しかし実際には、警棒は護身グッズのひとつとして広く知られており、長さや重さ、使い勝手の違いによってさまざまな商品があります。見た目は似ていても、それぞれに特徴があり、選び方によって扱いやすさも大きく変わります。
この記事では、一般の方が警棒を持つ際に知っておきたい基本的な考え方をはじめ、警棒の種類や選ばれる理由について、初めての方にも分かりやすくご紹介します。
一般人が警棒を所持してもいいの?
警棒はどんなものがあるの?
警棒が選ばれる理由は?
まとめ
警棒といえば警察官や警備員が持つイメージが強いですが、実はそういった職業に就いていない人も警棒を買ったり、所持することは問題ありません。
ただし、警棒を「持ち歩く」場合、軽犯罪法に抵触する可能性があります。軽犯罪法とは、警棒に限らず武器になりそうな物を正当な理由なく屋外で持ち歩くことを禁止する法律です。本来「護身用」という正当な目的であれば抵触することはないはずですが、職務質問や検問を担当すする警察官に不当な所持だとの判断された場合、没収されてしまう可能性があります。
特に警棒は他の護身グッズ(催涙スプレー、スタンガン)よりも没収されやすい傾向があるため、そういった面ではどちらかといえば持ち歩きよりも自宅での保管・使用の方が向いています。しかしナイフを持った犯人から身を守るなど、警棒だからこそ発揮できる強みもあります。もし警棒を持ち歩く際に没収を避けるなら、腰に携帯しないなどの職務質問されやすい状況にしないようにしましょう。
警棒はとてもシンプルな外見なのでどれも同じように見えてしまうかもしれませんが、実は商品によって様々な違いがあります。主に下記のような種類の違いがあります。
警棒のもっとも分かりやすい違いは長さです。
警棒は海外輸入の商品が多いため、基本的にインチで表記されています。長さは16、21、26インチ(約42、52、66cm)が主流です。物によってはそれより短い12インチ(約30cm)警棒や、より長い31インチ(約78cm)を超える警棒もあります。
当店で取り扱っているほとんどの警棒は、同じ商品に複数の長さがラインナップされています。
▼写真でもわかる長さの違い。約20cmも違うので持った感覚もかなり変わります
見ただけでは分からない違いとしては重さがあります。長さが違えば重さも違うのは当たり前ですが、実は長さよりも警棒に使われている材質によって重さが大きく変わります。
例えば、当店で扱っている同じシリーズの21インチの警棒では、一方は約550gに対して、材質違いのもう一方は約350gと、同じ長さでも大きく異なります。
ですが、初めて警棒を買う方は、材質のことまで考えるとより難しく感じてしまうため、簡単に「重いか、軽いか」だけで考えても問題ありません。
▼見た目は全く同じですが、商品ページに飛んでよく見ると、材質と重さが違います
警棒は主にフリクションロック、オートロックの二種類+αの振り出しタイプがあります。
フリクションロックは腕を振った時の遠心力で伸ばし、コンクリートなどの硬い地面に叩いて縮めるタイプ、オートロックは手動で先端を引いて伸ばし、グリップ側のボタンを押して収納するタイプです。珍しいタイプにはボタンプッシュで飛び出すジャンプ式の警棒などもあります。
オートロックとジャンプ式は使い方さえ覚えれば自分の腕で振り出さなくても良いのがメリット、フリクションロックは構えて振り出せばすぐに伸ばすことができるのでもたつきません。
警棒の違いのひとつに上にも挙げた材質が違いますが、材質が変われば強度が変わります。
スチール(重い)、アルミ(軽い)、スチール+アルミ(中間)、さらにいえばスチールやアルミにも4140スチールや、7075アルミ合金と細かく分類された種類まであります。
強度=警棒の曲がりにくさなので、選ぶ際に材質、強度を重要視する方が多いですが、基本的に対人間として使うなら基本的に曲がってしまうことはないことと、万が一曲がったとしても、少し曲がったくらいで使えなくなるということもないため、初めての方はそこまで重視しなくても問題ありません。
材質や品質によっては、コンクリートなどの硬い物に思いきりぶつけるとへこんだり多少曲がることがありますが、そのような使い方は「玄人向け」と言えます。
警棒にはメーカーに違いもあります。実は警棒にはノンブランド品があり、メーカーが明確にある警棒は比較的品質が良いとされています。
特にドイツの有名メーカー・BONOWIや国産品などは独自の製法を持っていると言われており、使用感や強度にも繋がっています。また、メーカーによっては外見的な特徴もあり、例えばNEXTORCHの警棒は他の警棒よりも一回り細めになっています。
玄人の方はメーカーによって買い分ける方がいるほど、警棒にとってメーカーは重要な要素になりますが、先程の通り、メーカーのことまで考えると難しくなってしまうのと、対人間の護身用であればそこまで強度にこだわる必要はないため、初めての方はメーカー関係なしに「商品自体の感触」で選んで構いません。
様々な警棒の違いを挙げましたが、初めて警棒を買う方は「長さと重さが自分に合っているか」で選ぶのがおすすめです。警棒の長さ、重さは使用時の威力や効果に直接関わる重要な要素です。
長い警棒は相手との距離が取りやすいですが、狭い場所や人が多い場所では振りにくくなります。また長いほど、振る際に重く感じやすくなります。短い警棒は狭い、人が多い場所では役に立ちますが、相手に距離を詰められやすくなります。当然、短いと軽く感じやすいです。
重い警棒は威力が出やすいですが、重たすぎて振り疲れてしまったら出せる威力も出せません。軽い警棒は威力が出にくい代わりに力に自信がない方も振りやすいですが、もし力に自信があって振り疲れないなら威力が出る重い警棒を選ぶのに越したことはありません。
これらは人の腕力や体力、感触、想定する状況(自宅、職場、学校、外出先)によって大きく変わるため、それぞれのページを見て「これは振りやすそう」と感じる一本がおすすめです。長さや重さにピンと来ない場合は、身の回りの物で置き換えてみるとイメージしやすいです。ネットで見ただけでは分からない、どうしても選べない方向けに、成人男性と成人女性がそれぞれよく選ばれる警棒をご紹介します。
成人男性はおおよそ19~26インチ(約48~66cm)の警棒を選ぶ方が多いです。16インチ(約42cm)だと短すぎ、19~21インチ(約48~52cm)でちょうど良いと感じる方が多いようです、26インチはちょっと長めだと感じる方が多いですが、それくらい長い方が距離が取れて良いと考える方はそちらを選ばれます。
重さに関しては好みが分かれます。約300g~400gの警棒をちょうど良い重さだと感じる方が比較的多いです。500gを超えると成人男性でも重たいと感じるようですが、警備業の方や格闘技を学んでいる方はかえって威力を出すために選ばれることがあります。また、重い警棒を重視される場合は、あえて短い16インチにされる方もいます。
◎おすすめラインナップ
女性は腕力や体力面で振り疲れてしまう可能性があるため、長い、重い警棒はあまり選ばれません。
16インチ(約41cm)~長くても21インチ(約21cm)の、約300g前後の警棒を選ばれる方が多いですが、中には16インチよりもさらに短い警棒を選ぶ方もいます。
また、催涙スプレーやスタンガンといった警棒以外の護身商品を代わりに選んだり、警棒と併用する方も多いです。
催涙スプレーやスタンガンは腕力や体力を必要としないため、警棒を使いこなすのに自信がない場合はこちらにするのをおすすめします。
◎おすすめラインナップ
警棒は長さを活かして相手と距離を取ることができます。刃物などを持った相手に対抗する場合、最も重要なのは相手との距離です。護身では距離を取って相手が近づかないように威嚇することが重要ですが、スタンガンや催涙スプレーは威嚇時の物理的なリーチはありません。
警棒があれば、素手や短いナイフよりも遠い位置から目に見える形で相手を牽制することができます。
警棒は催涙スプレーやスタンガンに比べると、圧倒的に長期間の保管に向いています。
催涙スプレーは安価で効果が高い護身グッズですが、数年の使用期限があり、保管し続けることはできません。スタンガンは使用期限がなく使いやすい護身グッズですが、電化製品ですので警棒よりは劣化しやすいです。
警棒はとても簡単にいえば「金属の棒」なので、壊れにくく、劣化にも強いです。放置していても物理的に壊れていなければそのまま買い替えなくても使用・保管することができます。保管時に気を付けたいのが錆びです。金属である以上、放置していると錆びてしまうことがあります。表面やロック機構が錆びてしまわないように、半年に一度、オイルスプレーで金属面を拭いておくだけと長持ちしやすくなります。
護身グッズを初めて買うという方は、商品に対して安全性などの不安やお悩みを抱えている方が多くいます。もちろん安全に使うことができる護身グッズですが、催涙スプレーであれば中に入っている成分が気になったり、スタンガンは電撃は怖かったり、どうしても買うのは気が引けてしまう…といった不安が拭えない時は警棒がおすすめです。
先程も説明した通り、警棒は「金属の棒」です。振り出し方といった使い方はあるため、いざという時に備えて使い方を練習しておくことを強くおすすめしますが、誤作動や使い方を間違えてしまう、というリスクが低いため、特に初めての方には扱いやすい護身グッズです。
警棒は一見どれも同じように見えますが、実際には長さや重さ、材質、構造によって使い勝手が大きく変わります。特に初めて選ぶ場合は、難しく考えすぎず、自分の腕力や体格、使うことを想定する場所に合った長さと重さを基準に考えることが大切です。
警棒には、距離を取りやすいことや耐久性が高いことなど、他の護身グッズにはない強みがあります。だからこそ、自分に合った一本を無理なく選び、必要に応じて催涙スプレーやスタンガンといった他の選択肢も含めながら、安心につながる備えを考えていくことが大切です。
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▼威力が強い警棒ってどれ?
▼女性が警棒を持ってもいい?~初めての警棒購入ガイド~



■B-16
■B-21
■B-26
■EKA-21
■EKA-21L
▲フリクションロック(NS-21)
▲オートロック(MTD-AL-26)
▲ジャンプ警棒(KL-16S)
▲SAS-16(4130スチール)
▲ALS-16(4130スチール+7075-T6アルミ合金)
▲超有名メーカー【BONOWI】の警棒(EKA-16)
▲【NEXTORCH】の警棒は細いのが特徴(N16WAL)
▲珍しい【日本製】の三段式警棒(MR-2)

▲MR-2S(約39cm、275g)
▲NS-16(約42cm、345g)
▲LCH-607(約34cm、280g)
