画像安定装置まとめ 2024年版
基礎的知識から最新情報まで、これを見れば画像安定装置の今がわかる!
・画像安定装置とは?
・アナログタイプとデジタルタイプの画像安定装置
・アナログの衰退、デジタルの台頭
・アナログ画像安定装置との違い
・商品紹介
・まとめ
画像安定装置とは、パソコンなしで手持ちの映像をバックアップするダビング機器のことを指します。その過程でなぜかコピーガードといったものも外れる・・という不思議で便利な機械です。
コピーガードがなぜか外れてしまう、ということはつまり、ホームビデオだけでなく、テレビ、映画、ドラマ、ゲームの映像など、本来ダビングができなかったり、ダビングの回数制限があるものも、なぜか無制限でダビングできてしまうのです。
パソコンでのダビングは専用のソフトや小難しい知識・操作が必要ですが、画像安定装置はパソコンなしで再生機器とモニターの間に接続してリモコンやボタンを操作をするだけでダビングできるため、多くの映像マニアが好んで嗜む商品です。
画像安定装置には大別すると2種類のタイプが存在します。
ひとつは従来からあるアナログタイプの画像安定装置です。アナログタイプは再生機と録画機の間に接続し、単純にコピーガードを外すこと“だけ”を役割としています。
RCA端子(赤白黄の端子、コンポジット端子とも)ケーブルやS端子ケーブルで接続します。
もうひとつは、近年のテレビ番組やその他の映像作品の高画質化にともない主流となった、ハイビジョンに対応したデジタルタイプの画像安定装置。
デジタルタイプの画像安定装置の対応端子は現在の映像端子でもっとも使われているHDMIです。再生機とテレビ等のモニターの間に接続し、録画機の代わりに録画を担います。その過程でコピーガードが外れるという副次的な役割もこなせてしまうのです。
皆さんもご存じの通り、ここ10年でデジタルが台頭し、アナログ映像やそれに関するものが衰退しました。VHS、ビデオデッキなどはほとんど見ることはありません。したがって、アナログの映像や再生機に対応したアナログタイプの画像安定装置も同様に衰退し、今世の中に出ているほとんどがデジタルタイプの画像安定装置です。
また、現在ではインターネットの動画配信、サブスクといったサービスが急に発達したため、ブルーレイやDVDすらも隅に追いやられつつあり、大手のレンタルビデオショップや、ブルーレイレコーダーも衰退してきています。そうした急激な電子文化の発展でデジタルタイプの画像安定装置も徐々に数を減らしているのが現状ですが、それでもデジタルの画像安定装置にはマニアからの根強い人気があります。
次項からはデジタルタイプの画像安定装置のアナログタイプとの違いや、アナログの映像をダビングしたい場合の対処法、実際の商品をご紹介します。
デジタルタイプはアナログタイプのように再生機と録画機の間に接続しようと思っても、大手メーカーのHDDレコーダーやBDレコーダーにはHDMIの入力が付いていないため、従来の方法でのダビングができません。そのため、画像安定装置そのものが録画機の代わりになって映像のダビングを行い、映像の保存用に外付けHDD等の記憶媒体を接続してダビングします。
このことから、デジタルタイプの画像安定装置はHDMI入力を搭載したレコーダー、“HDMIレコーダー”とも呼ばれます。
アナログタイプで特に用意する負担が大きかったのが再生機とは別に録画用のレコーダー、録画機を用意しなければいけないという点でした。
つまりダビングするのにコンポジット対応映像機器が2台必要で、ダビングにあたって高い壁になっていました。
対してデジタルタイプはレコーダー機能、つまり録画の役割は製品本体に搭載されているため、別途録画機を用意する必要はありません。必要なものといえば、外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどの外部の記憶媒体ですが、このような記憶媒体はネット通販や家電量販店でも簡単に手に入りやすく、容量も細かく分かれているため、自分の予算やダビングしたい映像容量に合わせて購入することができます。
アナログ画像安定装置を愛用されている方の中にはどうしても外部の記憶媒体に保存するのがとっつきにくい、という方が多いですが、録画機を用意しなくていいと思えば実は逆に使いやすくなっています。
昔は映像を再生するためにはレコーダーやプレイヤーなど映像専用の機器を持っていることが当たり前の時代でしたが、今はそうではありません。現在ではレコーダー、パソコンやゲーム機など、あらゆる機器があらゆる映像を再生することができます。例えばゲーム機でブルーレイディスクを再生したり、レコーダーでネット動画を再生することができ、手元に映像がなくてもパソコンで検索すれば出てくることはザラにあります。
アナログ時代は、レンタルビデオや録画した番組などの自分が持っている映像しかダビングできませんでしたが、現在は手元にあってもなくても、最新の映像も昔の映像も、パソコン、ゲーム機、レコーダーなどで再生できさえすればほとんどの映像をダビングすることができるのです。
アナログタイプにできてデジタルタイプができないことは、ダビングした映像をブルーレイやDVDといったディスクにすることです。先程も挙げたように、アナログタイプを使用するときは別に録画機があったため、その録画機にディスクへの書き込み機能があればダビングした映像をディスクにすることができました。しかし、デジタルタイプでは録画機はなく、画像安定装置が録画機の代わりになっています。しかしそれはあくまでも録画の役割を代わるものであり、レコーダーそのものの役割を代わるものではありません。ディスクの書き込み機能もなければ、そもそもディスクドライブが搭載されていません。
デジタルタイプでは映像を外付けHDDなどの外部媒体に保存しますので、外部媒体をパソコンに繋げて再生・管理することができます。したがって、パソコンに映像データを移せば、基本的にディスクへの書き込みも可能です。
ただし、ディスクにするには動画形式の変換に使うオーサリングソフトや、書き込み用のライティングソフトを使いこなさなくてはいけません。また、ディスク化に関しては多くの製品がメーカーサポートの対象外ですので、自分で試行錯誤してどうにかディスク化するしかありません。
現状、ディスクにするにはパソコンが必須であることと、パソコンの知識だけでなくオーサリング・ライティングの知識が必要なこと、世の中的にディスクにするよりもデータとして残しておくする時代を踏まえると、販売店としてはディスク化はせずにデータのまま映像を再生・管理していただきたいのが本音です。
映像入力 | HDMI×1 |
映像出力 | HDMI×1 |
ワイド信号 | 〇 |
録画機能 | 〇 |
録画形式 | MP4(H.264/H.265) |
再生機能 | 〇 |
価格 | 39,600円(税込) |
画像安定装置の大手 プロスペックの4K対応レコーダー。タイマー録画が搭載された貴重な機種でその場にいなくても指定した日時に自動で録画することができます。通常のレコーダーやパソコンのダビングだけでなく、ゲーム機や防犯カメラ、場合によってはスマホやタブレットのダビングにも対応した汎用性の高い商品です。
4K30pの入出力に対応しており、かつ機能が高水準、多機能な商品です。画像安定装置ではタイマー録画機能は非常に貴重で、搭載されているHVE705はとても重宝されます。また、microUSBを端子を使用してパソコンへ直接接続し、入力した映像をパソコンにキャプチャするといった他の商品にはできない離れ技も可能。さらにはApple純正のオプション品さえあればiPhoneのダビングにも対応することも可能で。もちろん通常通りブルーレイレコーダーなどの映像をダビングすることも可能で、汎用性の高さと便利な機能を備えたレコーダーです。
しっかりとスペシャル機能付きです。
映像入力 | HDMIx1/コンポジットx1 |
映像出力 | HDMIx1 |
ワイド信号 | 〇 |
録画機能 | 〇 |
録画形式 | MP4 |
再生機能 | 〇 |
価格 | 40,480円(税込) |
液晶付きポータブルHDMI入力レコーダーという新時代をTEC(テック)の最新機種。RCA(コンポジット)入力も搭載しておりますのでビデオテープなどのデジタル化にも対応しています。
本体には液晶モニターを搭載!外部モニターへ出力せず、映像確認、録画、再生を行うことが出来ちゃうスグレモノ!
人気シリーズの最新機種です。HVE705との最大の違いは、コンポジット入力の有無です。TMREC-FHD3Sは歴代のTMRECシリーズと同様にコンポジット入力が搭載されているため、赤白黄端子でしか再生できない古い映像のデジタル化が可能です。また、あったら便利な機能としてバッテリーと液晶が搭載されているため、コンセントやテレビから接続を外して再生や録画が楽しむことができます。
同シリーズに4K対応のTMREC-4KS(下記参照)がありますが、4Kに対応しているか否か以外の仕様は基本的に同じです。今後4Kの映像をダビングする予定がないけど古い映像のデジタル化はしたい、できるだけ安く画像安定装置が欲しい方はこちらがおすすめ。
もちろんスペシャル機能付きです。
映像入力 | HDMIx1/コンポジットx1 |
映像出力 | HDMIx1 |
ワイド信号 | 〇 |
録画機能 | 〇 |
録画形式 | MP4 |
再生機能 | 〇 |
価格 | 47,080円(税込) |
TMREC-FHD3Sにさらに4K60pの入力、4K30pまでの出力に対応したテックの最新鋭レコーダーです。こちらにもコンポジット入力が搭載されており、720×480(3:2)または640× 480(4:3)のデジタルダビングが可能です。
最新の映像のダビングから、古い映像のデジタル化まで網羅した現在トップの最上位機種です。
HVE705では対応していない4K60p入力に対応した最新のレコーダーです。そのほかは基本的にTMRECシリーズと同様の仕様・操作になっているため、特に今まで同シリーズを使ってきた方には扱いやすい商品と言えます。値段はTMREC-FHD3Sよりも上がりますが、4K映像のダビングから、VHSなどのコンポジット入力映像のデジタル化までできるという圧倒的な対応力を持っています。
できるだけ画質を落とすことなく4Kの映像をダビングしたい場合や、TMREC-FHD3Sよりもさらに幅広い映像をダビングしたい方にはこちらがおすすめ。
言うまでもなくスペシャル機能付きです。
※ 1表示価格は税込です
長年画像安定装置を扱っていると、デジタルはとっつきにくいと感じている方を見かけます。確かに映像業界の変わり様はすさまじく、少し前まではビデオが主流だったものが、DVD、ブルーレイと変遷し、ついには物体が手元にない動画配信サイトなどのストリーミング動画が主流となっています。この急激な変化を考えると、デジタル化がとっつきにくいと感じるのも致し方のないことかもしれません。
しかし、既にアナログが衰退しているのも事実です。ダビングや映像マニアの方はまだまだアナログがお好きな方も多いですが、世間一般的にはアナログの需要はほとんどありません。大手メーカーは世間一般の需要がない所のものを作っても仕方がないため、レコーダーなどの一般家電はデジタル一本になりました。そうなると、レコーダーなどの再生機がなければ動かない画像安定装置もそれに合わせてデジタル一本になっていくしか道がありませんでした。
デジタル画像安定装置はとっつきにくいと思われていますが、実はアナログ画像安定装置とほとんど変わらない仕様で使えるようにできる限り工夫されているため、イチから使い方を覚え直さなければいけないわけではありません。これまでにアナログ画像安定装置を使ったことがある方はすんなり馴染むでしょう。デジタル画像安定装置は、皆さんが思っている以上にダビングをしたい方の味方になってくれます。
大切な映像を長く保存するために、ぜひともこの機会にデジタルのダビングに切り替えてみてはいかがでしょうか。