プロが解説!スタンガンの基礎基本&今買うべきスタンガン3選
スタンガンは「電撃によるショックで相手の行動を制限する護身用品」です。映画やドラマなどの影響で護身の為に使用するものではなく、犯罪者や悪者が使うイメージや危険な武器のイメージが定着していますが、スタンガンは世界中で認められている、れっきとした自分の身を守る為の護身用の商品です。
コロナ禍などによる環境の変化や時代の変化により、突発的なものも含めた強盗や傷害事件などが激増した昨今の日本において、一般の方でも身を守る為にスタンガンを含む護身用のグッズを準備しておく重要性が非常に高まりました。
今回はスタンガン購入に不安のある方向けに、「スタンガンの違法性について」や、いざというときにスタンガンをしっかり扱えるように「スタンガンの効果」「スタンガンのよくある勘違い」を解説、そして今買うべきスタンガンをご紹介します
スタンガンの威力や効果
スタンガンは危険なもの?当てると死亡させる?
スタンガンの購入・所持は法律に違反する?
今買うべきスタンガン3選
スタンガンよくある質問-Q&A-
まとめ
スタンガンは本体から放たれるスパーク(電気のバチバチ!という音と光)を犯罪者や不審者に「直接」当てることで撃退する効果があると思われています。もちろん間違いではありませんが、スタンガンは相手にそのスパークを見せて威嚇し怯ませるという効果もあり、そちらも非常に重要な要素です。本項では実際に市販されているスタンガンがもたらす効果を詳しく解説します。
スタンガンは、催涙スプレーのように噴射して数メートル先の相手に当てられる事もなければ、特殊警棒のように長さで相手との間合いを取って牽制できるわけでもありません。直接スパークを相手に当てるためには至近距離まで近づかなければいけない場合がほとんどです。
しかしスパークを当てるために、何をしてくるか分からない不審者、犯罪者に自ら近づく行動は非常に危険で高いリスクを伴う為、まずは相手を威嚇して相手の戦意喪失を狙います。
スタンガンの場合、相手への威嚇・けん制に使用するのは「スパークによる大きい音と光」です。映画やドラマでよく見るように、実際のスタンガンもスパークでバチバチッ!という強烈な音と電気の光が発生します。そのスパークを相手に見せて威嚇・けん制することで、こちらにちゃんと用意がある事を知らせ、自分に「近づきたくない」と警戒させて、相手から逃げる時間を作る効果があります。
スパークで威嚇しても相手近づいてきた場合は、スパークを相手に当て、痛みとショックで相手の行動を制限します。威力の高さや相手の痛みへの耐性により効果は異なりますが、言葉にならない激しい痛みをともない筋肉も収縮するため体の自由が利かなくなります。もう少し具体的なイメージで例えると、注射を思いっきり刺した様な痛みや静電気のパチッとした痛みを何十倍にもした感覚だと言われています。
スタンガンには上記のような効果はありますが、前述の通りスパークを直接相手に当てられる距離が近すぎる為とてもリスキーです。あくまでも「すでに距離を詰められている状態」や「すでに接触されてしまった時」、または「こちらに近づいてきた時」など、危険な人物がこちらの意思とは関係なく至近距離にいて被害を受けそうな場合の最終手段だと思ってください。
スタンガンを含む護身用の主目的は、相手に攻撃して身を守る手段ではなく、あくまで自分が安全に逃げるための手段です。威嚇で相手の戦意が喪失するのであればそれに越したことはありません。スタンガンを直接当てる為に、自分からは不用意に相手に近づくような危険行為は避けましょう。
日本で流通しているスタンガンは気絶したり、死亡することはありません。
電気が人体に当たるときに大きなダメージを与えるのは電流ですが、日本にあるスタンガンは電流値が最小限に抑えられており、感電して気絶したり死亡することがないように作られています。
よくアニメやドラマでスタンガンを当てられて気絶するシーンがありますが、海外から違法に輸入したものや違法な改造をしていなない限り、実際に日本国内でそうなることはまずありません。
当店で販売しているものも含め、日本国内で正規に販売されているスタンガンは人体に重大な影響を与えないよう安全な設計になっており、相手の行動を制限できるようにスパークを当てたときの痛みはしっかりありつつも、相手への過剰防衛を心配しなくても大丈夫な仕様になっているので安心してください。
スタンガンを購入すること、所持することは法律違反にはあたりません。購入して自宅や会社、店舗に置いたりすることは何の問題もありません。また、スタンガンを正当な理由で持ち歩くことも合法ですが、裏を返せば正当な理由なく持ち歩くと「軽犯罪法」に抵触する可能性があります。
スタンガンの場合、主な所持理由は護身用になりますが、護身用が正当な理由として認められるかどうかは対応する警察官個人の判断によります。
そのため正当な理由で持っていても、警察官によっては没収されてしまうことがあるため、日ごろから職務質問を受けないこと、手荷物検査が必要な場所には持って行かないなどを心がけましょう。
なお、軽犯罪法に抵触すると警察官に没収されてしまいますが、逮捕されたり任意同行を求められることは基本的にありません。
TITAN-GB8の最大の特長は威力とサイズです。
国内最大級の威力を誇り、スパークを見ただけでも思わず怯んでしまうほど。サイズは大型かつ見ただけでスタンガンだと分かるため、威力の高さ、サイズの大きさのどちらを取っても威嚇効果が非常に高く、実際に相手に当てなくても威嚇で戦意を喪失させることが可能です。また、TITAN-GB8にはストラップ部分がセーフティーピンになっているため、奪われて反撃される心配もありません。
とにかく威力が高いスタンガンが良い場合や、自宅用、会社店舗用、公共施設用などの常備用としておすすめです。
スタンガンとフラッシュライト機能が一体になった護身商品です。どちらの機能もバランス良く取り入れられた性能で、スタンガンのスパークとフラッシュライトの明かりで二重に相手を威嚇することができます。
普段スタンガンとして使うことがなくても、フラッシュライトとして夜道の防犯対策といった普段使いから、災害時などの非常用としてのにも使えます。
TITAN-GB8はサイズの大きさでも相手を圧倒するタイプですが、K99は見た目はフラッシュライトにしか見えないため、不用意に周りを驚かせたくない場合や普段から持ち歩きたい方におすすめです。
K99と同じようにライトとスタンガンの機能が一体になったスタンガンですが、K99よりも控えめな性能の代わりにサイズを小さくなっています。女性の手でも持て余さないサイズで、普段から鞄や洋服のポケットに入れておきやすくなっています。カラーもブラックとピンクの2色あり、スタンガンとは思えないスタイリッシュな見た目で特に女性に人気のタイプです。
常にポケットに携帯しておきたい方、手軽にスタンガンを手に入れたい方、周りの目を極力気にせず持ち歩きたい方におすすめです。
A.スタンガンの威力にもよりますが、基本的にはスタンガンの電撃が当たった場所に前述のような注射を思いっきり刺した様な痛みや静電気のパチッとした痛みを何十倍にもした痛み、さらに補足すると彫刻刀で刺したような強い痛みが走ります。
なお、スタンガンの痛みは感電によるものではなく、電気が皮膚に当たったことによるものですので、必要以上に相手に危害を与えることはありません。
A.飛ぶスタンガン(テーザーガン、テイザー銃)は日本にはありません。
アメリカなどで警察官が使用している電撃が飛ぶスタンガンのテーザーガンは、殺傷性があるため、日本では護身商品としての輸入、販売が禁止されています。
A.スタンガンの性能にもよりますが、分厚いジャンパーや重ね着の上などではない限り基本的に十分効果は見込めます。もし相手が厚着の場合はズボンの上など衣服が薄い場所を狙うのが良いと思います。
A.以下のような点があげられます。
・誤った使い方をすれば、すぐに故障してしまう。(不必要にスパークをし続けるなど)
・威力が高いほど電池や充電の消耗が激しいので、充電の残量に気を付けなければいけない。
・スタンガン内部の電気部品は消耗する為、電池を変えても永久的に使い続ける事はできない。
なお、故障に関してですが乱暴に扱わず、不必要にスパーク(空撃ち)などをせずに正しく使用すれば、すぐに壊れるようなような事はまずありません。
▼それ以外にもスタンガンのよくあるご質問についてまとめています!
スタンガンは危険なイメージや持っていると逮捕されそうなイメージがありますが、正しい方法と目的で使えば、とても強力で心強い護身用品です。
それでも没収されちゃうんでしょ…?と思う方もいますが、普段から職務質問を受けるような状況にないなら、没収されるケースは非常にまれです。また、万が一職務質問を受けたとしても、必ず没収されてしまうわけではありません。はっきりと護身用である事と使用目的を話せば所持を認めてもらえることもあります。没収されたら買ったお金がもったいないと、スタンガンを持たないのは様々な犯罪から身を守る数少ない手段が減る事になります。
スタンガンを没収される事自体は命に関わるような事はありませんが、もし犯罪に巻き込まれた場合、最悪自分や大切な人の命が脅かされる事になります。そんな時の為に対策としてスタンガンや他の護身用品を準備しておくことを強くおすすめします!