ペン型小型カメラって何？
ペン型のメリット
ペン型のデメリット
こんな時に使われます
ペン型はカメラ小型カメラ界の戦略家！

ペン型カメラとは、私たちが普段から毎日の様に使うペンにビデオカメラの機能を搭載した偽装型のカメラです。といっても、ここでのペンはシンプルな100円ボールペンやサインペンではなく、少し値が張る高級そうなボールペンをイメージしてください。
ペン型カメラは偽装型の小型カメラの中でも、特に偽装度が高い機種なので、相手が近距離にいて真正面でも非常に気づかれづらく、証拠の撮影やハラスメント対策でお探しの方に人気が高い機種になります。

1.ペン型カメラは本当に「わからない」！

ペン型カメラは意識しない限り、間近で見てもなかなかカメラと認識するのが難しい偽装に特化したカメラです。小型カメラを使う人にとって「バレない」ことは小型カメラを選ぶうえで重要なファクターの一つですので、人気が高い理由がわかります。
また、前述の通り「ペン」というモノ自体が、いつ誰がどこで持っていても全く不思議ではないので、相手に違和感を持たせません。特に私たちが一日で一番過ごす時間が長い職場や学校、自宅などは、よほど特殊な環境でない限り、ほとんどがペンがあるのが当たり前の環境なので、バレるバレないの前にまず疑われること自体が少ない形。それがペン型カメラの一番の特徴です！

2.ペン型カメラが設置パターン豊富！

まず、ペン型カメラには通常のペン同様ペンクリップが付いているので、胸ポケットなどに本物のペンと一緒に紛れ込ませるように挿せば、手を使わずに方向を固定して使用することができます。両手を塞がれずに撮影ができるのは、違和感の面から言っても大きなメリットになります。
胸ポケットに挿すイメージが先行しがちですが、実は豊富な設置パターンがあります。例えば「ペン立ての中に挿す」「手帳に挿す」「バッグやリュックに挿す」など、いつものペンの保管の仕方や使い方を考えていくと、思っているより色々な設置パターンが思いついてきます！

あまり多くのことはできません...。

ペン型カメラの最大の弱点は、バレない形を一番重視しているため、機能や性能にあまり多くは見込めない事です。元々、小型カメラの中でもスリムな部類に入るペン型カメラは、その小さいボディーに搭載できるパーツやバッテリーの大きさに限界があるので、どうしても機能が制限されてしまいます。
例えば、バッテリーの稼働時間は最長でも約2時間前後だったり、赤外線機能やWi-Fi機能はパーツを組み込むスペースが確保できない為、ほぼどのペン型カメラに付いていません。
恐らく上記の機能を搭載しようとすると、ずんぐりむっくりの変なペンになってしまうでしょう。
ただし、レンズは大きさが変わることはないので最近は4Kなど高画質タイプも登場しています。
長時間勝負や夜間撮影には向いていませんが、短時間の証拠撮影やハラスメント対策には、ペン型カメラが最適です。

・ハラスメントの証拠撮影

ペン型カメラがよく使われるシチュエーションとしてスーツやジャケット、エプロンの胸ポケットに付けてパワハラ・セクハラの証拠撮影に使われます。
普段からペン型カメラを服に身に着けておけば、別室に呼び出されたなどの席を離れなければならない設置型だと撮影が困難な状況にも対応できます。もしくはハラスメントが普段いる場所で行われているのあれば、デスクのペン立てなどに置いて使うのもおすすめです。
稼働時間は短いので常に録画したままが難しい為、被害を受けそうなタイミングを見計らって事前に撮影を開始したり、呼び出された場合は直前に撮影を始めたり、もしくは自分からその相手に話しかけてパワハラらセクハラを引き出すなどの工夫があると確実性が増します。

・商談や会議の会話記録

ペン型カメラは、ミーティング、商談、会議などの大事な話し合いの時に会話記録として使用することができます。ペンという特色を生かして、喫茶店などの社外や相手先の会社などの自分のテリトリー外でも実力を発揮できます。
上記のような話し合いとペン型カメラは相性が非常に良いです。商談や会議はペンを持つことが当たり前ですし、開始時間が決まっていてかかる時間も1～２時間の事が多いので、上手く直前で録画を開始すれば話し合いをまるごと録画が可能です。
会話記録ならペン型ボイスレコーダーでいいのでは？と思われがちですが、「相手が自分の声じゃない！とごねられた」などお客様からもよく聞きます。より確実性を上げるなら録画のできるペン型カメラがおすすめです！

・講義や授業の撮影

ペン型カメラを講義や授業のメモに使う方もいます。こうした状況はほとんど開始時間も終了時間も決まっているため、とても使いやすい状況です。
授業のペースに追いつけず見逃してノートに取れなかった部分や、聞き逃してしまった記憶しにくい細かい説明なども録画をすればいつでも見返して復習に利用することができます。
ただし、ペン型に限らず、小型カメラは文字の撮影にはあまり向いていません。距離や環境によっては黒板やホワイトボード、スライドの文字は上手く撮影できない事があるので注意しましょう。
あくまでもメインは、講義や授業の状況や板書にない話のためのメモとして使うのが理想です。

ペン型カメラいつどこにあっても当たり前に存在する形で、ポケットに身に着けたり何かに挿したりすれば、気軽で簡単に色々な場所に持って行って使うことができます。ペンという外見のおかげで、いい意味での存在感が消せて、目立つ事は無く静かに忠実に撮影という仕事をこなします。特にビジネスシーンは大の得意で、職場のトラブルやハラスメント対策、商談などがスムーズに撮影できる便利な存在です。
その代わりスタミナ(稼働時間)はあまりなくて機能も少なめのため、強引にゴリ押しするタイプではありません。日常にしれっと溶け込み、必要な時に必要な情報だけを必要な分だけ確実に撮影をする…まるでゲームやスポーツにいる頭脳勝負の戦略家のような機種です。
ペンは、この世界中で普段から目にするモノのなかでもトップクラスに多い１つだと言えます。多数ある機種の中でも、小型カメラに求められる「秘匿性」を理想的に体現している機種といっても間違いないと思います。