アキバガレージ

スタンガンを壊さないための方法

スタンガンを壊さないための方法

アニメや映画・ドラマでよく見るスタンガンは、護身商品の代表格でもあり、昨今の無差別犯罪や強盗への対策として実際の現場でもより注目されています。
しかし、スタンガンを調べていると「スタンガンは壊れやすい」という言葉を常に見かけます。そして壊れやすいなら護身商品としてもっていても意味がないんじゃ…?と思って購入をやめてしまう人も多いです。確かにスタンガンは電気製品ですので、他の製品同様に遅かれ早かれ壊れてしまいますが、元から「壊れやすい」のは大きな誤解で、それが原因でスタンガンの購入をあきらめてしまっている人はとてももったいないです!

今回は、スタンガンの壊れやすさの誤解と誤って壊さないための正しい使い方を、実際にスタンガンをを専門に扱うアキバガレージが詳しく解説します。

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スタンガンは壊れやすい?
スタンガンは修理できない!
スタンガンの正しい使い方
まとめ

そもそも・・・スタンガンは壊れやすい?
 

スタンガンは壊れやすいというより、誤った使い方をするとすぐに壊れてしまうことが多い、という言い方が正しいです。
スタンガンは一瞬で高電圧を発生させ、電極からスパーク(電気)を発生させる「電気製品」です。そんな強いパワーを出す為、スタンガン自体にとても強い負荷がかかります。ひとたび誤った操作をすると負荷に耐えきれずに内部の回路がショートしたり、焼き切れてしまうことがあります。
ただしあくまで「正しい使い方を無視して誤った操作、無理な操作」をした時に限ります。乱暴に扱わず、適切に正しく使用すれば、すぐに壊れてしまうことはほとんどありません。

スタンガンは修理できない!

基本的にスタンガンは修理することができません。理由は主に下記の二点です。

1:海外製品なので国内で修理できるメーカーがない

スタンガンは当店が知りうる限り100%海外製品のみで、輸入して販売しています。そのため、日本では修理できる技術や部品がないこと、また仮に製造元に預けることができたとしても、海外への高い輸送費が掛かるため、製造元で修理をするくらいなら新品を買った方がいいとされています。

2:基板が一枚で繋がっているので部品だけの修理ができない

スタンガンは電極から内部回路、バッテリーまで(電池式の場合は電池接合部まで)が丸ごと一枚の基板で繋がっており、なおかつパーツごとの取り外しを想定して作られていないため、壊れたパーツだけの交換や修理が一切できません。なのでもし修理を行うにしても中身を丸ごと移し替える必要があり、新品を買うのと同様以上の修理代が掛かります。

スタンガンの正しい使い方

防犯対策としてスタンガンが欲しいのに、すぐに使えなくなってしまったら何も意味がありません。
ここからは、少しでも壊れにくくする為、長くお使いいただく為の「スタンガンの正しい使い方」をご紹介します。

※スタンガンは電気製品になります。他の電気製品同様に消耗品ですので部品の劣化は避けられず、遅かれ早かれいつかは故障してしまいます。この使い方を守れば絶対に壊れない・劣化しない・永久に使い続けられる…というわけではないのでよくご理解ください。

むやみに空撃ち(空中放電)しない

スタンガンを壊さないためには、まず使う頻度、使う秒数をできるだけ抑えることが大切です。
緊急時でない時にむやみにスタンガンを使うとスタンガンの消耗、故障の原因になります。遊びやイタズラで使わないのは言うまでもなく、テストも無駄に頻繁には行わないようにしましょう。
特に、何にも当てていない状態でのスパークは「空撃ち・空中放電」といって、スタンガンに大きな負荷がかかります。面白がって何度も連続して空撃ちしたり、映画やドラマのように1回で長い秒数の空撃ちをすると部品が摩耗が激しく壊れやすくなり故障に繋ります。
充電・電池の残量確認テストをする場合は、数ヶ月に1回程度でとどめて、1回につき1秒以内の空撃ちで行ってください。スパークのしすぎ、長い時間の空撃ちはスタンガンが故障する一番の原因です。テストやいざという時以外はできるだけ使わないように心がけましょう。

過充電・過放電しない(充電式)

充電式の電気製品はスタンガンに限らず、充電が満タンにになっても充電しつづける【過充電】はバッテリーの劣化に繋がります。バッテリーが劣化すると、電気の威力が弱まったり、電気が出なくなる故障が発生しやすくなります。スタンガンはバッテリーの交換修理もできませんので、過充電は控えましょう。
具体的には夜寝ている間や外出中にずっと充電している・・・といったことは過充電になりやすいので避けてください。
過充電と同様に、充電切れのまま長く放置する【過放電】もバッテリーの劣化に繋がりますので、使わなくてもずっと放置しせずに3ヶ月に1回程度には各商品の説明書記載の充電時間、もしくは記載がない場合は2~3時間ほど充電するようにしましょう。

▼充電式スタンガンおすすめ

電池を入れるときは配線に注意(電池式)

電池式のスタンガンの場合、仕組み上、電池ブタを開けると電池の配線ケーブルがむき出しな事が多いです。電池を入れる時に、ケーブルを強く引っ張ってしまったり、無理な形でケーブルを巻き込んで収納してしまうとケーブルが切れてしまうことがあります。またちゃんと電池を収納できた後、フタを閉める際にケーブルを挟んでしまう事はよくある失敗談です。電池のケーブルが切れるとスタンガンはもちろん使えなくなりますので、十分に気を付けてください。

▼電池式スタンガンおすすめ

落とさない、ぶつけない

スタンガンを乱暴に扱ったり、地面に落とす・物にぶつけるなどしないようにしましょう。単純な注意点ですがこれもよくある故障原因の一つです。スタンガンは通常の電気製品よりも繊細な作りです。1回落としただけでも故障に繋がることも十分に考えられますので、持ち歩きであれば、ズボンのポケットに入れて歩くなどはせず鞄の中にしまっておく、ホルスターが付属するスタンガンは活用するなど、誤って落とさないようにくれぐれも気をつけましょう。室内で保管する際も、落下の危険性がある場所に置かない、不安定な置き方をしないなどの対策をしましょう。ちなみにこれも言うまでもありませんが、水に濡らすのも厳禁です。

まとめ

今回はスタンガンを壊さないための正しい使い方をご紹介しました。電気製品には経年劣化がつきものですのでスタンガンもいつかは壊れてしまいますが、それは他の家電も同じでスタンガンが特別壊れてしまうというわけではありません。また、誤った使い方をすればどの電気製品も壊れしまうのはみなさんも少なからず経験があるのでないのでしょうか。パソコンも正しい手順で電源を切らなければ故障しやすくなりますし、スマホも充電をしながら使うとバッテリーの劣化が早まります。
ぜひこの機会にスタンガンの正しい使い方を覚え、長く護身商品としてスタンガンをご活用ください。